翻訳出版を国際交流基金などに望む : 民間と交流基金で棲み分けを

 昨今、国会議員の指摘などで、国際交流基金が日本語教室を世界展開するという方針が決められたようだ。 しかし、今、必要なのは、そうした小規模クラスを世界展開することではなく、日本に関する情報を発信することだ。

何しろ、日本に関する書籍と言えば、アニメか歌舞伎かといったステレオタイプが中心で、現在のことを伝える書籍は少ない。 百年を越える会社が1万社以上あり、世界で使われる携帯電話の技術の相当量は日本製という事実などを正確に伝える書籍の翻訳が必要だろう。

教師派遣等は、それこそ民間の日本語学校にまかせ、書籍の翻訳などを国際交流基金が行ってくれるといいと思っている。