環境の日

環境の日

 冬学期の課外授業の一環として、新宿日本語学校の学生たちは環境について学びました。

 1.2時間目は環境についての授業をしました。授業内容は、初級レベルでは、「5分で分かる環境問題~みんなで守ろう地球の未来~」の動画を見て学習し、中上級レベルでは、「NHK高校講座」の動画を見てクイズに答えました。

環境の日

 それでは、初級基礎クラスの1.2時間目の様子を紹介します。

「5分で分かる環境問題~みんなで守ろう地球の未来~」の動画を見て、そのあと、新しい言葉を勉強しました。『地球、生物/生き物、未来』『地球温暖化、大気汚染、海洋汚染』など先生が分かりやすく説明し、そのあと、みんなではっきりとした正しい発音で発話していました。

 それから動詞の活用も勉強しました。先生が紙で作ったゴミをすてたり、拾ったりしながら『すてます、すてません、すてました、すてませんでした、すてましょう』『ひろいます、ひろいません、ひろいました、ひろいませんでした、ひろいましょう』と、ジャスチャー交じりに分かりやすく、進めていきました。環境に直結する語彙、北極、南極、海面上昇、猛暑、大雨、水没、工場など、単語もどんどん覚えていました。また、ゴミの捨て方、各地域でのゴミの収集日についても学びました。

 午後は、中級基礎午後クラスの1、2時限目の見学にも入りました。

 まず、社会福祉法人の矢沢成晃氏の紹介ビデオが流されました。早稲田大学ロータリーの会が毎月行っている活動についてのビデオでした。高田馬場駅前のロータリーでの飲酒や、喫煙により、たくさんのゴミが出ます。それを大学生がボランティアで清掃するようすがわかりました。現在、SmaGo(スマゴ)というゴミ箱の設置を考えているそうです。太陽光で動き、自給自足のゴミ箱で、ゴミがたまると自動的に圧縮して、ゴミ箱からゴミが溢れないようにする優れものです。ゴミを捨てにくい環境づくりを目指している活動でした。

 そのあと、「NHK高校講座」の動画を見てクイズに答えていきました。永久凍土、温室効果ガス、森林破壊、SDGsなどについて学びました。最後に、地球環境を守るために、どのようなことに気をつけたらいいか意見交換をしました。

 4時間目は、各レベルで学校周辺のゴミ拾いを実施し、地域の清掃に協力しました。

環境の日

 この環境の日を通して、70%の学生が環境について勉強できてよかったという感想を持ちました。