都立大塚聾学校で特別講義を行いました。

去る11月10日、江副校長は、都立大塚ろう学校で開催された勉強会に参加しました。今回は、授業見学の後、講評をかねた勉強会に講師として講義を行なう形となりました。

この日、以前から用意していた日系児童のための、「一、二、三、にほんごではなしましょう改訂版」の試作版を初めて紹介しました。

都立大塚聾学校で特別講義都立大塚聾学校で特別講義

同書を見るなり、木島先生や、担当の神谷先生は「これは、このままろう学校で使用できるのではないか、」と感想を述べられました。「ぬりえ」形式であることや、今回初めて導入した、児童と大人の平行した会話などに、かなり驚かれていたようでした。

実際、四技能である「読み、書き、聞き、話す」に「文化」を加えた五技能が基本であると、「ヨーロッパ共通参照枠」では説明されています。それらを具体化させた教材は初めてではないかと思われます。

この後、月末には、佐賀ろう学校での勉強会が予定されているので、そちらでも、活用していきたいと考えています。また、今回の参加者の中に、三重ろう学校と連絡を取られた先生がいらっしゃいました。来年の7月の話になりますが、三重ろう学校でも勉強会の開催が予定されているので、そこでも現在までの研究の成果を述べて行きたいと思っています。