災害ボランティア体験レポート

「震災復興支援日本語学校協議会」主催の活動に参加した陳さんのレポートです。
本人の書いた文章をそのまま掲載しています。

石巻市支援ボランティア

二ヶ月半の前に東北地方で巨大地震があった。その日から、ニュースと新聞紙も被災地の状況を報道し続けているので、破壊された被災地の現状と津波の破壊力もわかる。僕は東北地方のとくに沿岸部が本当にひどい状況で、心が痛くなった。できれば、自らの力で被災者を助けたいと思った。それで、学校を通じて宮城県に被災地へ支援ボランティアを参加した。

夜行バスで石巻市へ行った時、各県からの緊急物資輸送車両や被災地へ復旧作業車が見られた。六時間近くかかっていて石巻市についた。災害発生した後二ヶ月半の石巻市の道路もう通行可能だけど、道のそばにガレキをうず高く積まれていて、津波ではげしく破損された建つ家と冠水した車がたびたび見つけられた。商店街の店ほぼ壊れてしまったので、再開の日がいつかわからない。空き店舗も多かったけど、何とか頑張っている店も多かった。

今回のボランティアは宮城県石巻市の被災者を助けることを目指す。僕のいるグループは庭のゴミ除去作業をした。津波で大人の腰ほどの水位が上がったので、その庭は全壊してしまった。グループの女性達は倒れた竹垣についていた紙とゴミを処分して、男性たちは折れた木と枯れた植物をぬいた。庭の表面はどこからともなく流されたゴミや泥に覆われていたので、除去作業がめちゃ大変だと思った。家の主の笑顔のために皆汗だくで丁寧に作業をしていた。実は僕は泥を掘ることを初めてだって、労働者たちの辛さがよくわかった。五時間弱を経て、片付けた庭は前よりきれいになったけど、元の様子に戻るように長い時間が必要だと思った。 このボランティア一日しかなかった。時間がちょっと短いので、もっと助けてあげたいけどできなかった。チャンスがあれば、必ずもう一度参加したい。石巻市だけではなく東北地方もはやく廃墟の中から復興することを願ってやまない。