2011年度の卒業式は3月19日(土)に毎年行っている私学会館アルカデイア市谷で行う予定でしたが、3月11日に「東北地方太平洋沖地震」が起こってしまいました。 新宿日本語学校の卒業式は毎年300名以上が出席する式になるので、危険と判断されて、残念ですが、卒業式は中止になりました。 本日18日は学期最後のインタビューの日。卒業生にとっては学校に来る最後のチャンスです。そこで、先生方や、事務の方にもお別れが言いたいかもしれません。 もう既に帰国した学生もいると思いますが、11時から卒業証書をお渡しすることにして、ホームページに案内を載せました。すると朝9時前から学生が集まってきました。 「すぐ成田に向かって国に帰ります。」という学生5名のため、9時半から小さな卒業式を行いました。その中の2名は2年間皆勤賞で、賞状と賞金を授与されました。 その後も続々と学生が集まって、2階の教室のパーテイションは学生が増えるたびに次々に開けられて、とうとう全教室が開けられて大勢の学生で埋まってしまいました。 先生方が急遽サンドイッチやケーキ、ジュースなどを買いに走って行きました。 教室では卒業生の名前が次々呼ばれ、写真撮影、校長先生のお話、「仰げば尊し」斉唱と続き、立派な卒業式になりました。 その後は先生方の心づくしで、にぎやかなパーテイとなりました。 午後を過ぎて、フランス人の学生イデイスさんがやってきました。イデイスさんは今年の卒業式の総代で、答辞を読むことになっていました。何度も練習していたので、ここで読んでもらうことにしました。大勢の先生方を前に感涙に咽びながらの答辞となりました。 また「仰げば尊し」を斉唱し、ささやかですが、みんなの心に残る卒業式となりました。 ありがとう!みなさん。